
CPUの温度があと数℃下がれば……。GPUのブーストがもう少し粘れば……。そんな“最後の詰め”に効くのが、熱伝導グリスの見直しです。今回は、Clock Work Tea Partyから2026年2月14日に発売された、あるてぃめいとシリーズ最高の熱伝導性能をうたう「えくすとりーむぐりす 2G あるてぃめいと めいと 1stモデル」を、スペック・特徴・選び方までまとめてリライトします。オーバークロックや高負荷運用を考えている人ほど、刺さる内容です。
- えくすとりーむぐりす 2G あるてぃめいと めいと 1stモデルとは?
- まず押さえるべき魅力:非導電で安心、でも熱はガッツリ逃がす
- スペック要点まとめ:シリーズ最高の“熱伝導指標7/7”
- 1stモデル限定の付属品:ホログラフィック調の塗布カードがアツい
- 他モデル(ぶるー/れっど)とどう違う?選び方の結論
- 価格は高い?──“温度を買う”ハイエンド帯として割り切れるかが鍵
- おすすめの用途:CPUだけじゃない、GPU・OC・高負荷ワークステーション向け
- 塗り方のコツ:伸びが良い=薄く均一が勝ちやすい
- まとめ:非導電×最高指標×塗りやすい、ハイエンドの“迷ったらコレ枠”
えくすとりーむぐりす 2G あるてぃめいと めいと 1stモデルとは?
Clock Work Tea Party(CWTP)から登場した「えくすとりーむぐりす 2G あるてぃめいと めいと 1stモデル」は、同社の“あるてぃめいとシリーズ”の中で、最も熱伝導性能が高いとされるハイエンド熱伝導グリスです。
ポイントはただ高性能なだけではありません。
-
非導電性で安心して使える(ショートの不安が少ない)
-
伸びが良く塗りやすい設計で、施工ミスを減らしやすい
-
長期間の安定運用にも適した耐久性重視の方向性
-
1stモデルは発売記念のオリジナル塗布カードが付属
“高性能グリスは塗りにくい”というイメージを、いい意味で裏切りに来ている製品です。

まず押さえるべき魅力:非導電で安心、でも熱はガッツリ逃がす
自作PCやGPU換装でグリス選びが難しいのは、「性能」と「扱いやすさ」と「安全性」がトレードオフになりがちな点です。えくすとりーむぐりすの狙いは、ここをまとめて取りにいくこと。
高熱伝導グリスを試したい。でも導電性が怖い。
しかも塗りムラで逆に温度が上がるのは避けたい。
——そんな人向けの“安心して攻められる”方向性です。
「非導電性なので安心して利用できる上、熱伝導性能が高く、汎用的な塗りやすさを備えたモデル」という立ち位置は、CPUにもGPUにも刺さります。
スペック要点まとめ:シリーズ最高の“熱伝導指標7/7”
メーカーの自社実測値を指標化したスペック上では、2G あるてぃめいと めいと(本製品)がシリーズ内でトップに位置づけられています。注目点を文章で整理すると次の通りです。
-
熱伝導性:7/7段階指標(シリーズ最高)
-
塗り易さ:6/7段階指標(伸びが良い系)
-
耐久性:7/7段階指標(長期運用向け)
-
熱抵抗値:0.02℃・㎠/W(低め)
-
気化率(劣化率):0.00001
-
耐熱温度:-50~250℃
-
成分:シリコンほか
-
ROHs指令:準拠
-
内容量:2g
熱抵抗値が低い=熱を通しやすい方向の目安なので、「高負荷時の温度ピークを抑えたい」「ブーストの維持に寄与してほしい」という目的と相性が良いタイプです。
1stモデル限定の付属品:ホログラフィック調の塗布カードがアツい
今回の“1stモデル”には、発売記念としてオリジナルデザインのグリス塗布カードが付属します。パッケージデザインをモチーフにしたホログラフィック調で、実用品としてだけでなく、ちょっと所有欲も満たしてくれるやつです。
塗布カードがあると何が良いかというと、単純に「均一に伸ばしやすい」。高性能グリスほど“適量と圧着”が大事なので、こういう付属品は地味にありがたいです。

他モデル(ぶるー/れっど)とどう違う?選び方の結論
同シリーズには「4G あるてぃめいと ぶるー」「4G あるてぃめいと れっど」もあります。比較の要点はシンプルです。
-
とにかく熱伝導優先で攻めるなら → えくすとりーむぐりす(めいと)
-
塗りやすさもそこそこ、容量も欲しいなら → ぶるー(4g)
-
熱伝導は高めだが“塗りやすさが低め”でも気にしないなら → れっど(4g)
つまり、めいとは「シリーズ内で最も熱伝導が高く、塗りやすさも高水準」という“上位互換寄り”の立ち位置。ただし容量は2gなので、GPUも頻繁にやる人は使用回数を想定しておくと安心です。

価格は高い?──“温度を買う”ハイエンド帯として割り切れるかが鍵
本製品は税込1,980円で、容量は2g。記事内でも触れられている通り、他シリーズと比べると容量あたり単価が倍程度になりやすい高価格帯です。
ただ、ここは使い方次第。
-
1台を長く安定運用する(塗り替え頻度を減らしたい)
-
OC・高負荷用途で、温度の数℃に価値がある
-
高性能グリスの“塗りにくさ”で失敗したくない
-
非導電で安全性も取りたい
こういう条件に当てはまるほど、価格の納得感が出ます。逆に、ライトな用途(省電力CPU・低負荷運用)だとオーバースペックになりやすいので、目的の整理が重要です。
おすすめの用途:CPUだけじゃない、GPU・OC・高負荷ワークステーション向け
製品説明でも「Over Clock CPUやGPUなどに好適」とされている通り、狙いどころは明確です。
-
ゲーミングPCのCPU(高ブースト維持を狙う)
-
ハイエンドGPU(ホットスポット対策の一手に)
-
動画編集・3Dレンダリングなど長時間高負荷
-
小型ケースや高密度構成で熱が厳しい環境
-
夏場の温度マージン確保
「長期間の安定した運用にも適している」という方向性なので、ベンチ一発より“日常の高負荷”に強いグリスを探している人に向きます。
塗り方のコツ:伸びが良い=薄く均一が勝ちやすい
塗りやすさ指標が高いタイプは、雑に盛るより薄く均一が結果に直結しやすいです。付属の塗布カードがあるなら活用推奨。
-
塗布は「薄く」「均一に」「はみ出しすぎない」
-
CPUは中央に少量→圧着派もOK(ただし量の管理はシビア)
-
GPUはダイが露出していることが多いので、カードで均一が安定
非導電とはいえ、周囲にベタベタ付けないのが見た目も運用も正義です。
まとめ:非導電×最高指標×塗りやすい、ハイエンドの“迷ったらコレ枠”
「えくすとりーむぐりす 2G あるてぃめいと めいと 1stモデル」は、Clock Work Tea Partyのあるてぃめいとシリーズの中で、熱伝導指標が最上位で、なおかつ塗りやすさも高水準、さらに非導電性で安心という、性能と扱いやすさを同時に取りにいったハイエンドグリスです。
価格は高めでも、CPUやGPUを高負荷で回す人、温度マージンに価値がある人、長期安定を狙う人には、十分“投資”として成立します。特に1stモデルは塗布カード付きなので、最初の一回目から仕上げやすいのも強み。
温度が数℃変わると、快適さも寿命も変わる。
その“差”を狙うなら、選択肢としてかなり有力です。