
パソコンメーカーの株式会社サイコムから、映像編集に特化したクリエイティブPCの新モデル「Lepton Motion Pro II」が発表されました。今回登場したのは、インテルモデル「Lepton Motion Pro II B860i」とAMDモデル「Lepton Motion Pro II B850A」の2機種です。
クリエイターにとって、PC選びは作業効率を左右する死活問題です。特に動画編集や3DCG制作では、マシンの処理能力だけでなく、長時間の高負荷に耐えうる冷却性能や、デスク周りを圧迫しないサイズ感も重要な要素となります。本日4月17日より販売が開始されたこの新製品は、まさにそうしたプロフェッショナルなニーズに応えるスペックを詰め込んだ一台となっています。
- 究極のエアフローを実現するNoctua製20cmファンを独占装備
- 次世代GPU「GeForce RTX 5060 Ti」を標準搭載。さらなる高みも選択可能
- Cooler Master製「MasterFrame 400 Mesh」を採用したスタイリッシュな外観
- インテル Core Ultra 200S Plus vs AMD Ryzen 9000。選べる2つの最新プラットフォーム
- 柔軟なカスタマイズ性とプロフェッショナル仕様の足回り
- まとめ:次世代のクリエイティブワークを支える一台
究極のエアフローを実現するNoctua製20cmファンを独占装備
今回の「Lepton Motion Pro II」において、最も注目すべき点はその冷却システムです。サイコムは「静音性と冷却性能の両立」に定評がありますが、本機ではそのこだわりがさらに加速しています。
特筆すべきは、筐体の底面に装備されたNoctua製の大口径20cmファン「NF-A20 PWM」です。一般的なPCケースでは12cmや14cmファンが主流ですが、20cmという圧倒的なサイズを採用することで、わずか800RPMという超低速回転でありながら、膨大な風量をシステム内部へ送り込むことが可能になりました。
「超低速回転による静音性と、大風量による冷却性能。この相反する要素を、Noctua製ファンと緻密な設計によって高い次元で解決しています。」
さらに、CPUクーラーにも信頼のNoctua製「NH-U12S chromax.black」を標準採用。底面からの強力な吸気と、高性能な空冷クーラーが連動することで、Intel Core UltraシリーズやAMD Ryzen 9000シリーズといったハイエンドCPUの熱を効率的に排出し、安定したパフォーマンスを維持します。
次世代GPU「GeForce RTX 5060 Ti」を標準搭載。さらなる高みも選択可能
映像制作の要となるグラフィックスカードには、MSI製の「GeForce RTX 5060 Ti 16G SHADOW 2X OC PLUS」が標準装備されています。ビデオメモリを16GB搭載しているため、4K動画のカラーグレーディングや複雑なエフェクト処理においても、余裕を持った作業が期待できます。
また、プロの現場ではさらなるスペックが求められることもありますが、本機はカスタマイズ性も抜群です。オプションとして、圧倒的なパワーを誇る「GeForce RTX 5090」や、ワークステーション向けのフラッグシップモデル「RTX PRO 6000 Blackwell」まで搭載可能です。
重量級のハイエンドカードを搭載する際、気になるのが基板のたわみですが、本機にはビデオカードステイが標準で備わっています。これにより、長期間の使用や輸送時のトラブルから大切なパーツを守る堅牢性も確保されています。
Cooler Master製「MasterFrame 400 Mesh」を採用したスタイリッシュな外観
本格的なスペックを誇りながら、筐体はMicro-ATX規格のミニタワー型に抑えられています。ケースには、機能美と拡張性を兼ね備えたCooler Master製の「MasterFrame 400 Mesh」を採用。サイドパネルには強化ガラスが用いられており、内部のこだわり抜かれたパーツ構成を視覚的にも楽しむことができます。
ケースカラーは「ブラック」のほか、オプションで「シルバー」を選択することも可能です。プレミアムアルミニウムフレームによるレイアウトは、単に美しいだけでなく、筐体全体の剛性を高めており、ねじれや歪みに強い構造となっています。
インテル Core Ultra 200S Plus vs AMD Ryzen 9000。選べる2つの最新プラットフォーム
「Lepton Motion Pro II」は、ユーザーの好みや用途に合わせて2つのプラットフォームから選択できます。
インテルモデル:Lepton Motion Pro II B860i

インテルモデルでは、最新の「Core Ultra 200S Plus」シリーズを搭載。マザーボードには「ASRock B860M Pro RS WiFi」を採用し、Wi-Fi 6EやBluetoothも標準でサポートしています。
標準構成(Core Ultra 7 270K Plus搭載時)の価格は428,450円(税込)からとなっており、コストパフォーマンス重視の「Core Ultra 5 225F」から、圧倒的なマルチコア性能を誇る「Core Ultra 9 285K」まで、幅広いラインナップが用意されています。
AMDモデル:Lepton Motion Pro II B850A

AMDモデルでは、高い電力効率とゲーミング・クリエイティブ性能を誇る「Ryzen 9000」シリーズを搭載。マザーボードは「ASRock B850M Pro RS WiFi」を採用しています。
標準構成(Ryzen 7 9700X搭載時)の価格は401,640円(税込)から。また、ゲーマーや一部のクリエイターから絶大な支持を得ている「L3キャッシュ増量モデル(X3Dシリーズ)」も選択可能です。「Ryzen 9 9950X3D」のようなフラッグシップCPUを組み込むことで、世界最高峰の処理環境を構築できます。
柔軟なカスタマイズ性とプロフェッショナル仕様の足回り
標準仕様でも十分すぎる性能を誇りますが、サイコムの真骨頂はBTO(受注生産)によるカスタマイズの幅広さにあります。
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メモリ:標準で32GB(16GB×2)のDDR5-5600メモリを搭載。大容量化も容易です。
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ストレージ:高速なNVMe Gen4 SSD「Crucial P310 2TB」を採用。さらにHDDやSSDを最大2基まで増設可能です。
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電源:標準で850W(80PLUS Gold)を搭載。将来のパーツ増設を見越して、最大1300Wまでのアップグレードが可能です。
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冷却オプション:より静音性を極めたいユーザーのために、高性能な水冷CPUクーラーへの変更も選択肢に含まれています。
映像編集において、ストレージの速度と容量、そしてメモリの多さは作業の快適さに直結します。これらを自分好みに最適化できるのは、BTOメーカーであるサイコムならではの強みと言えるでしょう。
まとめ:次世代のクリエイティブワークを支える一台
「Lepton Motion Pro II」は、コンパクトなサイズの中に、RTX 50シリーズや最新のCPU、そしてNoctuaによる究極の冷却システムを凝縮した、まさに「動く編集室」と呼ぶにふさわしいPCです。
これから4K・8Kといった高解像度編集に本格的に取り組みたい方はもちろん、デスク上のスペースを有効活用しつつ、一切の妥協を排したスペックを手に入れたいクリエイターにとって、この新モデルは有力な選択肢になるはずです。
納期はサイコムの公式サイト上でリアルタイムに公開されているため、導入を検討されている方は、ぜひ構成カスタマイズ画面で自分だけの最強スペックを見積もってみてはいかがでしょうか。