
空冷CPUクーラーの“まずはコレ”として長年支持されてきた、Scytheの定番「虎徹」シリーズが第4世代へ。サイドフロー空冷CPUクーラー「虎徹 KOTETSU MARK4(SCKTT-4000)」は、基本設計の扱いやすさを保ちつつ、最新CPU環境に合わせた最適化と、静圧重視の新ファン同梱で実用性能を底上げした注目モデルです。価格は税込3,480円と、相変わらずコスパ路線を崩しません。
“冷える・うるさすぎない・付けやすい・ケースに入りやすい”
そのバランスを狙う人に、虎徹MARK4はかなり刺さります。
- 虎徹MARK4とは?定番サイドフロー空冷の「第4世代」
- 今回の進化ポイントはここ:ファンと固定方式が“効く”アップデート
- ヒートシンク設計:4本ヒートパイプ+ナロータイプフィンで効率重視
- サイズ感が絶妙:全高155mmで「入るケース」が増える
- 対応ソケット:IntelもAMDも現行ど真ん中をカバー
- 静音と冷却の“現実解”:PWMで回せるのが強い
- 価格とコスパ:3,480円で“定番枠”を取りに来た
- こんな人におすすめ:虎徹MARK4が刺さるユースケース
- まとめ:虎徹MARK4は「いつもの安心」に“今どき要素”を足した完成形
虎徹MARK4とは?定番サイドフロー空冷の「第4世代」
虎徹MARK4は、120mmファン+4本ヒートパイプ構成の王道サイドフロー空冷。従来モデルの良さである「取り回しの良さ」を継承しながら、ベースプレート周辺を微調整して現行CPUに最適化しています。
また、パッケージも小型化され、全体的にシンプルで実用的な印象です。
今回の進化ポイントはここ:ファンと固定方式が“効く”アップデート
今回のMARK4で注目すべき更新点は、大きく2つです。
1) 静圧重視の新ファン「WONDER TORNADO 120 PWM」付属
空冷クーラーはヒートシンクにしっかり風を“押し込める”静圧が効きます。虎徹MARK4には、クーラー搭載向けに設計された静圧重視の120mm PWMファンが標準で付属。さらに防振ラバーで振動対策も取られており、静音性面でも期待できます。
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PWM 4ピン接続
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回転数:350(±200rpm)~2000rpm(±10%)
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風量:7.68~60.29 CFM
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ノイズ:3.0~28.88 dB(A)
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静圧:0.05~2.45 mmH2O(0.49~24.03 Pa)
2) リテンションが金属製バックプレートに変更
取り付けは“冷えるかどうか”と同じくらい重要です。虎徹MARK4では、固定機構(リテンション)が金属製バックプレートへ変更され、剛性や安心感が増したのがポイント。自作PC初心者でも、組み上げた後の「ちゃんと固定できてるかな?」という不安を減らしてくれます。
ヒートシンク設計:4本ヒートパイプ+ナロータイプフィンで効率重視
虎徹MARK4は、6mm径ヒートパイプ×4本を採用。さらに、ナロータイプフィン構造と、形状の異なる2種類のフィンを組み合わせることで、ファンの風を効率よく取り込みやすい設計になっています。
加えて、厚みのある銅製受熱ベースプレートを採用し、現行CPUの発熱特性に合わせて最適化。発熱を確実に吸い上げ、ヒートパイプへスムーズに逃がす思想です。

サイズ感が絶妙:全高155mmで「入るケース」が増える
空冷クーラー選びで地味に効くのが“高さ”。虎徹MARK4は全高155mmなので、ミドルタワーだけでなく、ケース次第ではコンパクト寄り構成でも現実的です。
本体サイズ(付属ファン・クリップ込み):134(W) × 155±1(H) × 80(D) mm
重量(ファン込み):771g
ケース選びで「CPUクーラー高制限」が厳しい人は、155mmクラスに価値があります。
160mm以上が入らないケースでも、選択肢に残りやすいのが強みです。

対応ソケット:IntelもAMDも現行ど真ん中をカバー
対応ソケットも実用的で、現行の主流プラットフォームに幅広く対応しています。
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Intel:LGA1851 / 1700 / 1200 / 115X(LGA1700と1851は同系扱い)
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AMD:AM4 / AM5
「AM5に組み替えたい」「LGA1700構成を更新したい」といった、アップグレード需要にもフィットします。サブPCや家族PCの更新にも使いやすい守備範囲です。

静音と冷却の“現実解”:PWMで回せるのが強い
虎徹MARK4は、PWM制御で低回転域(約350rpm付近)から運用可能です。普段使いでは静かに、負荷時だけ必要に応じて回す――この運用がしやすいのは大きなメリット。
静圧重視ファンの採用も含め、「爆速回転で無理やり冷やす」ではなく、効率で稼ぐ方向性が見えます。
価格とコスパ:3,480円で“定番枠”を取りに来た
税込3,480円という価格は、空冷CPUクーラー市場でもかなり攻めています。
「とりあえず純正クーラーから卒業したい」「簡易水冷はまだ不安」「まずは空冷で堅実に冷やしたい」という層には、依然として強い選択肢です。
購入・製品情報はこちら(型番:SCKTT-4000)
こんな人におすすめ:虎徹MARK4が刺さるユースケース
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コスパ重視で空冷CPUクーラーを選びたい
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LGA1700 / LGA1851 / AM5環境で定番を使いたい
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ケースのCPUクーラー制限が155mm前後で悩んでいる
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静音寄りで、必要なときだけ冷やしたい(PWM運用)
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取り付けの安心感(バックプレート強化)も重視したい
まとめ:虎徹MARK4は「いつもの安心」に“今どき要素”を足した完成形
虎徹MARK4は、定番の理由である扱いやすさを崩さずに、静圧重視ファンと固定方式の強化、そして現行CPUへの最適化で着実に進化した第4世代です。
空冷で迷ったときの“基準点”として、今回も非常に強い存在になりそうです。
気になる方は、まずはスペックと対応ソケットを確認しつつ、ケースのCPUクーラー高制限(155mm以上か)だけはチェックしておくと失敗しません。